こういう場合は、請求を取り消してしまうことは可能なのでしょうか?
スマホゲームのアプリ課金の落とし穴
iPhoneやアンドロイドなどのスマホでは、オンラインゲームやソーシャルゲームが、人気となっていますが、そのアプリでの有料課金が莫大になるケースが多発し、一時期、コンプリートガチャなので深刻な社会問題になるまで発展していきました。
こういったゲームは、最初は無料で利用できるのですが、強くなるため、クリアするためには、有料のアイテムが必要になってくるのがお決まりのパターンです。
そこで、未成年の子供達がゲームに夢中になってしまって、次から次へと有料アイテムをゲットすると、課金が繰り返されて、、未成年の子供達が、ゲームをする中で、課金を繰り返し、時には10万円を超える請求が来てしまうこともあります。
請求を取り消すことは可能か?
この場合、ゲーム会社やクレジットカード会社側に話をすれば、取り消しをしてもらうことは出来るのでしょうか?
現実的な話をすると、2つの観点から、取り消しが認められない可能性が高くなっています。
一つ目は、アプリでゲームを際、子どもが、親御さんのクレジットカードで支払っているケースです。
親御さんのクレジットカード情報がスマホに残っていて、それを子供達が、勝手に使ってしまう場合もありますし、息子や娘さんが、親のクレジットカード情報を勝手に入力して有料アイテムを購入してしまう場合もあります。
そうすると、親御さんの名義のクレジットカードに請求が来る訳ですが、この場合は、カード会員である親御さんが支払うのが原則となっていまいます。
また、2つ目は、子供達が、オンラインゲームなどに会員登録をする際、年齢を偽って登録するケースがあります。
この場合は、虚偽の申告をしたということで、請求の取り消しが難しくなってしまいます。
それでも交渉をする価値はある!
ただ、アプリの高額請求が来てしまったからといって、必ずしも泣き寝入りをする必要はありません。
子供が親の承諾を得ないで勝手に使ってしまったこと
子供には到底払えない金額であること
子供が年齢を偽っていなければ、契約者は未成年であったということ
上記の観点をしっかりアピールしながら、ゲーム会社や最寄りの消費者相談窓口へ相談するようにしましょう。
出来るだけのことはしっかりやった上で、それでも請求が残ってしまう場合は、子供に、今後は勝手に有料ゲームをしないとしっかり約束をさせるなど、お灸をすえた上で、払ってあげるようにするしかないと思います。
ある意味、そういう時は、ゲームとどう向き合っていくか子供とじっくり考えるための良い機会だと思って、もう二度とこういうことが今後は起こらないようルールをしっかり決めていって下さいね。