車のローンをボーナス併用払いで組みました。
月々3万円で、ボーナス月は10万円の支払いなのですが、会社の業績の悪化で、今回は、ボーナスが出なくなり、このままでは、ボーナス払い時の支払いが出来ません。
その場合、どうなってしまうのでしょうか?
ボーナス払いのリスク
住宅やマイカーのローンを組む際、ボーナス払いだと月額の負担が軽くなるというメリットがあります。
しかし、これは、あくまでも賞与が予定通り出ることが大前提となっています。
昔のように終身雇用と年功序列が当たり前の時代や、バブルの時期は、ボーナスが出で当たり前でしたが、最近の企業はどんどんシビアになってきており、公務員でもない限り、ボーナスの減額(カット)や、賞与なしになっても、まったく不思議ではない時代に突入してしまっています。
そんなご時世に、ボーナス払いをするのは、ある意味、とても危険なことであり、実際に、ボーナス払いをする人も減ってきているという実情もあります。
ボーナス払いが出来ないとどうするか?
返済の方法に関わらず、ローン会社と契約した内容に対して、支払が出来なければ、それは遅延ということになってしまいます。
ローン会社によっても、時期の違いはありますが、引き落としが出来ないと、まず電話や郵便で催促の連絡が来ます。
そこで、「この日までにお金を準備して下さい」と次の引き落と日が設定されますが、それも何度か未納になると、車の引き上げを示唆する連絡が来ます。
実際、ローンを完遂するまで、自動車の所有権は、ローン会社にあるからです。
そして翌月の引落日でも、支払いが出来ないと、車の引き上げを具体的に実行する日が告げられ、滞納をしてから3ヶ月以内には、車が取り上げれらてしまう可能性が高くなります。
しかも、ここで失うのはマイカーだけではありません。
ローンの滞納によって、信用情報機関に事故情報として登録され、しばらく新たな借り入れが難しくなってしまうのです。
ですから、自動車とあなたの信頼を同時に失わないようにするために、カーローンの滞納は、絶対に避けなければなりません。
どう対処していくべき?
ボーナス支払いが出来ない時、まっさきにやることは、ローン会社へ連絡をして相談をするということです。
こちらから連絡をしなかったり、催促の電話などに出ないというのは、事態を余計に悪化させる原因となりますので、それだけは絶対にやらないようして下さい。
ローン会社は、車を引き上げるより、多少遅れても返済してもらう方がマシだと思っているからです。
また、クレジットカードのローン枠を使ったり、消費者金融を使ったりして、借り換えをするという方法もありますが、これは、将来的に両方の返済がしっかり出来る前提の上でやらないと、落とし穴にはまりますので、十分にシミュレーションをした上で判断をして下さい。
あとは、ボーナス払いではない、月々支払い額が一定の他の自動車ローンに変更していくという方法もあります。